株式会社海帆は、東海エリアを中心に関東、関西、九州で居酒屋・飲食店を運営しています。
東京証券取引所の東証グロースに上場する企業でもあります。
現在、海帆の代表を務めている人物は、吉川元宏社長です。
吉川元宏社長は海帆以外の会社の代表を兼任しており、経営に精通する人物ですが、どのような経歴を持っているのでしょうか。
また、海帆の今後や評判について気になっている方も多いはずです。
今回は、吉川元宏社長の経歴から海帆の詳細、口コミについてご紹介します。
目次
吉川元宏社長はどんな人物?経歴をご紹介

吉川元宏社長の主な経歴は以下のとおりです。
2000年4月:株式会社富士オイル(コスモ石油マーケティング株式会社特約店)に入社
2003年4月:株式会社クリスタルに入社
2009年8月:株式会社ペガソス・エレクトラの代表取締役に就任
2014年9月:株式会社コスモアールエスの代表取締役に就任
2020年4月:株式会社ペガサスの代表取締役に就任
2021年4月:五洋インテックス株式会社の代表取締役社長に就任(2022年10月に辞任)
2022年3月:株式会社海帆の社外取締役に就任
2022年6月:株式会社海帆の取締役に異動
2022年7月:株式会社海帆の代表取締役副社長に異動
2022年8月:株式会社海帆の代表取締役社長に異動
吉川元宏社長は、エネルギー分野の企業で代表取締役や社長に就任しており、経営に関する知識や実績は豊富です。
株式会社ペガソス・エレクトラ、株式会社コスモアールエス、株式会社ペガサスの3社においては、現任となっています。
現在は退任していますが、複数の会社を経営した実績から内部管理体制の整備に取り組む五洋インテックス株式会社の代表に選任されました。
そして、海帆とは、2022年3月から社外取締役という形で経営に関わるようになりました。
吉川元宏社長は、海帆に対して第三者割当増資を行ったことで社外取締役に就任しています。
その後、早いスピードで取締役、副社長に異動しており、2022年8月には代表取締役社長となりました。
社長に就任した背景は、前社長の國松晃氏が代表取締役会長、及び飲食事業担当者に異動することが決まったからです。
吉川元宏社長が代表を務める会社の詳細

吉川元宏社長が現在も代表を務める会社では、どのような事業を手掛けているのか調べてみたのでご紹介します。
株式会社ペガソス・エレクトラ
株式会社ペガソス・エレクトラは、2009年に設立されました。
マグネシウムを活用したエネルギー循環システムの研究開発や事業化を目指しています。
マグネシウムはエネルギーを放出しても消費しない性質を持つことから、次世代の太陽燃料になることを期待して、研究・開発に取り組む会社です。
電池を使わず、水に浸けることで発電・点灯するマグネシウムライトの開発・販売も行っています。
株式会社ペガサス
株式会社ペガサスは、株式会社ペガソス・エレクトラから独立した子会社になります。
防災関連事業とIT関連事業を手掛ける会社です。
防災関連事業では、バッテリー・照明用品の製造販売、学生向け防災企画、教材の開発販売、防災アパレルの製造販売業務、はまっ子防災プロジェクトの企画、推進運営を行っています。
IT関連事業では、オンラインショッピングサイトの運営、動画CMの企画・製作・編集代行を手掛けています。
吉川元宏社長が経営する株式会社海帆について

続いては、吉川元宏社長が経営する株式会社海帆についてご紹介します。
株式会社海帆とは
株式会社海帆は、居酒屋をメインに、飲食店の企画開発・運営を手掛ける会社です。
2003年5月14日に設立され、名古屋市中野区に本社を構えています。
2003年4月に昭和食堂小幡店を開店し、東海エリアを中心に店舗を増やしていきました。
積極的に事業譲渡や子会社化、フランチャイズ契約などを通じて店舗や事業を拡大していき、現在は関東や関西、九州エリアでも店舗を運営しています。
現在運営するブランドは新時代(新時代44)、昭和食堂、えびすや、うるる、BABY FACE PLANET’S、治郎丸、葵屋、しんぱち食堂の8ブランド、計31店舗です。
経営状況について
海帆は業績不振が続く中、新型コロナウイルスの感染拡大の影響も受けて5期連続で赤字となってしまいました。
2020年3月期には債務超過に陥っています。
資金調達を行うものの、2021年3月期も債務超過の解消には至りませんでした。
その後、再び第三者割当増資などの資金調達を行いました。
その際に吉川元宏社長が株式を引き受け、社外取締役となりました。
さらに、株式会社ファッズが運営する新時代とフランチャイズ契約を提携し、既存店舗を新業態に変えていきます。
資産調達に加えて、新時代の経営が良好であったため、2022年3月には債務超過から脱出しました。
債務超過により上場廃止猶予期間入り銘柄となっていましたが、解消されたことで現在は解除されています。
また、第三者割当増資で得た資金の使途にM&Aを追加し、数々の居酒屋を経営する株式会社SSSを子会社化しています。
同じ居酒屋業態を経営しているため共通点が多く、シナジー効果により収益基盤の強化を図ろうとしているようです。
新事業でさらなる成長を目指す
2022年10月に、新会社の立ち上げと新規事業の開始を告知しました。
「KAIHAN ENERGY JAPAN合同会社」を設立し、フードロスを利用したバイオマス発電、太陽発電事業などの再生可能エネルギーの分野に参入します。
具体的に手掛ける事業は、太陽光発電の販売、施工、保守管理業務、不動産の売買・賃借・仲介、管理、コンサルティング事業です。
海帆は、「幸せな食文化の創造」を経営理念にしており、フードロス問題にも向き合っていました。
フードロスを用いた再生可能エネルギーを通じて、フードロスを削減し、持続可能な社会の創出が企業として果たすべき義務と考え、新事業の立ち上げに至りました。
吉川元宏社長は、今の時代に需要のある新事業に参入することで、企業のさらなる成長と安定した経営の実現を狙っていると考えられます。
新事業の立ち上げを発表した後、株価は高騰していたので、今後の展開に期待する投資家は多いようです。
海帆に関する口コミ・評判をご紹介

運営する店舗や会社の評判、将来性について知るためにも、海帆の口コミを探してみました。
お店の利用者と海帆の従業員の口コミをご紹介するので、評判をチェックしてみましょう。
“店員さんの気配りがものすごく良い!
とても親切な接客でした。
なかなかこんなお店ないと思います。
串や他メニューもおいしい。
家族連れが多いのも良かったですね。
老若男女に受け入れられているお店だなと感じました。
また次回も行きたくなるお店です。”
引用元:https://www.hotpepper.jp/strJ001099644/report/detail_om0008989419_rn20211231A02528/
海帆が運営する店舗は、多くのお客さんに受け入れられています。
メニューの豊富さや美味しさだけではなく、スタッフの接客態度や気配りにも魅力を感じている人は多いです。
リピートしたいと思っている人は多く、顧客満足度は高いと言えるでしょう。
安くてメニューが充実した新時代の業績は良好なので、飲食業界も活気が戻ってきた今であれば、さらなる業績アップが期待されます。
“年々徐々に規模を拡大していっている模様。
在職期間中は東海三県のみだったが、今現在では東京都心にも進出している。
経営母体が老舗の魚の卸売問屋と云う事で、銀行との信頼関係も出来ているので無理な出店や天災などの突発的なことがない限りは安定しているかと…。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10100487948/kuchikomi/117782/
現在は東京都心や大阪など広い範囲で店舗を運営しており、今後もエリアを拡大していく可能性は高いです。
銀行との関係は良好なので、比較的資金調達しやすく、突発的な事象が起きない限り事業の安定性を期待する元社員の口コミもありました。
“今後は店舗展開を含め、会社を大きくしていく計画が有り、沢山のステージ、キャリアアップの選択肢が生まれ、やりがいがある。社員間のコミュニケーションも活発で、風通しが良い環境。困ったことがあれば上司が相談に乗ってくれたり、部長クラスが1ヶ月に1回店舗に来るなど、上層部・経営陣と現場が近い距離にあるので意見があげやすい。今後も店舗展開の計画があるので、将来性もあると思う。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10100487948/kuchikomi/6764291/
会社を大きくする計画がすでに練られており、幅広いキャリアを選択できる環境にやりがいや将来性を感じている社員も多いようです。
2022年は新時代を9店舗オープンしており、業績も良好なことから、今後さらに店舗数は増えていくと予想されます。
店舗展開の告知が出た際は、また株価が上昇する可能性は高いでしょう。
まとめ

株式会社海帆の代表を務める吉川元宏社長は、様々な企業の代表を務め、経営に関する知識が豊富です。
吉川元宏社長が第三者割当増資を行い、さらに店舗を新業態に変えてから、海帆の経営は良い方向に向かっています。
事業拡大や新事業への参入を通じて赤字体質から抜け出し、さらなる成長に導いてくれる人物だと期待されます。
飲食事業はもちろん、新事業や今後の成長に期待する方は、海帆への投資を検討してみてはいかがでしょうか。