株式会社キャリアプランは、東進衛星予備校MSGnetworkを運営する会社です。
代表取締役社長を務めているのは、岸陽一郎氏です。
岸陽一郎氏は、「日本で最高の予備校を作りたい」という想いを旨に経営に勤しんでいます。
今回は、そんな岸陽一郎氏が代表を務めている株式会社キャリアプランについてご紹介すると共に、岸陽一郎氏がどういった人物なのか深堀りしてご紹介していきます。
どういった社長のもとで経営している予備校なのか知るためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
岸陽一郎氏による株式会社キャリアプランとは?
キャリアプランは、神奈川県・埼玉県・愛知県・岐阜県において東進衛星予備校MSGnetworkを展開している会社です。
映像授業をメインに、きめ細やかな合格指導をプラスして多くの受験生を合格に導いている実績があります。
講師にはテレビでも活躍している林修先生をはじめ、一流の講師陣が起用されており、教室の他、自宅でも授業を受けることが可能です。
生徒の実力に合わせたカリキュラムが組まれるため、自分のペースで学習に取り組める点も魅力です。
【会社概要】
・企業名:株式会社キャリアプラン
・設立:1998年3月
・代表:岸陽一郎
・本社:神奈川県横浜市神奈川区金港町1-4 横浜イーストスクエア 5F
経営で大切にしていること
大学卒業と同時に会社経営を始めた岸陽一郎氏は、現在多くの予備校を運営する会社の社長にまで成長を遂げています。
経営で大切にしている考えをご紹介していきましょう。
チームで仕事をする
大学卒業後、社長に就任した岸陽一郎氏ですが、当時はがむしゃらになってなって働くことも多かったようです。
しかし、無理な働き方をしたことで体を壊し、1年間の休養を余儀なくされました。
その間は父が社長代行を務めていたと言います。
「自分がいなくなれば会社が倒産する」と心配していた岸陽一郎氏ですが、その思いとは裏腹に売り上げは順調に伸びていったのです。
不思議に感じた岸陽一郎氏は父に質問をすると「スタッフ一人ひとりが得意なことを活かして仕事をしている」と返ってきたと言います。
それまで、スタッフに対してありとあらゆることに口出しをし、営業活動までも岸陽一郎氏が自ら実施していたそうです。
一方、父親は取り組んでいるスタッフの様子を遠くから見守るスタイルをとっていたことで、岸陽一郎氏は「チームで仕事をする大切さ」を痛感したのです。
社員第一主義
株式会社キャリアプランでは、「社員第一主義」を掲げて事業を運営しています。
塾運営をする上で「生徒第一」を強調することは良いことですが、生徒に接するスタッフが幸せを感じなければ生徒を大切にできないと考えているためです。
公私共に充実しているスタッフであれば、生徒にも良い影響を与えると考えた岸陽一郎氏は、スタッフの働く環境を整えることに注力しています。
年間休日120日、週休2日制(基本土日休み)といった業界内では珍しいスタイルです。
社員旅行など、社外イベントも充実しています。
コミュニケーションを大切にしていることで、チームワークも自然と生まれていくと考えられます。
岸陽一郎氏の幼少時代
ここからは、キャリアプランの代表を務める岸陽一郎氏についてご紹介していきます。
岸陽一郎氏の詳しいプロフィールに関する情報は公開されていませんが、最終学歴は慶應義塾大学の総合政策学部です。
在学中から予備校の運営をスタートさせた過去があります。
そんな岸陽一郎氏が最初に組織作りの魅力と難しさを経験したのが、小学校2年生の時です。
小学校での郵便局の運営
社会の授業で郵便局を見学した際、郵便局の仕組みに感動したことで「学校の中に郵便局を作りたい」と考えたそうです。
教師はそんな岸陽一郎氏の想いを汲み取り、小学校内に郵便局を開設しました。
ハガキサイズの紙やサツマイモで作った消印代わりのスタンプを用意し、校内のポストに投函されたハガキを自らが郵便局員として宛先の生徒まで届けていたようです。
岸陽一郎氏は、郵便局を機能させるためにも多くの提案を出したことで、局長を任せられました。
しかし、郵便局の運営は簡単ではなく、郵便局員役を快く引き受けてくれる生徒と不満を口にする生徒とで対立することも多くなったのです。
悪口の書かれたハガキが投函された際には教師も問題視し、ハガキの内容を確認することに決めたのですが「プライバシーの侵害」として反対する生徒も多かったようです。
こうしたトラブルを経験したことで、学校での郵便局の運営を「社会の縮図だった」と振り返っています。
問題を抱えながらも期間限定の郵便局運営をやり切った岸陽一郎氏は、組織作りの魅力だけではなく難しさも痛感したはずです。
しかし、この経験は今の会社経営においても活かされていると考えられます。
考えを変えてくれた経験
岸陽一郎氏は、幼少期から喘息やアトピーといった症状に悩まされ、体が強くなかったと言います。
逆上がりにも苦労するほど運動も苦手だったようです。
そんな岸陽一郎氏を変えたきっかけが小学校3年生~4年生の頃の担任を務めた教師の言葉です。
「苦手なことでも、それを乗り越えていくのが挑戦だよ」という言葉に励まされた岸陽一郎氏は、毎朝苦手だったマラソンにも取り組むようになりました。
苦手なことでも全力で取り組めば壁を乗り越えられると身をもって体験し、高学年になった頃には体を動かすことも好きになったようです。
前向きな考えを導いてくれた教師とは、今でも交流が続いているとインタビュー記事で語っています。
東進衛星予備校MSGnetworkを設立したきっかけ
なぜ予備校を設立したのか、その経緯をご紹介していきましょう。
予備校の立ち上げを考えたきっかけ
岸陽一郎氏の父親は「明昭義塾」という塾の運営を行っていました。
明昭義塾は東進衛星予備校のネットワークにも加入しており、これが東進衛星予備校との出会いとなります。
岸陽一郎氏も受験勉強のために杉田校に入塾して映像授業の魅力を痛感し「これなら合格できる」と確信したようです。
しかし、それと同時に「自分でカリキュラムを作れる生徒はどれだけいるのか?」と疑問を抱きます。
自分でカリキュラムを作れる生徒はほとんどいないと考えた岸陽一郎氏は、「一人ひとりに合ったカリキュラムを提案するスタイルの塾にすれば、生徒数も増えて合格率も上がるのでは?」という考えを導き出し、大学での勉強に勤しみながらも予備校の立ち上げを本格的にスタートしていったのです。
経営者としての自信を抱いたきっかけ
岸陽一郎氏は大学時代、他の大学生と共に杉田校の運営を始めています。
1日の流れとしては、早朝にビラ配りを実施し、その後午前中に大学の授業を受け、午後からは杉田校での仕事、帰宅後には大学の課題やレポートに取り組んで就寝するといった流れです。
学業に勤しみながらも塾の運営を行うという忙しい毎日を過ごしていたと言います。
そんな中、数多くある東進衛星予備校のネットワークに加入している教室の中で、見事合格者1位の成績を杉田校が獲得したのです。
東進衛星予備校は当時300~400もの教室があり、その中で自分が経営を実施する教室が1位になったことを受け、「この業界で十分やっていける」と自信をつけることができました。
その結果、生徒数も約10倍増える結果となり、受験生や保護者に選ばれる予備校へと成長していきます。
まとめ
今回は、東進衛星予備校MSGnetworkの経営者・岸陽一郎氏についてご紹介してきました。
岸陽一郎氏は、幼少時代から運営の魅力を抱き、大学時代から塾の運営に取り組んできた経緯があります。
チームワークの大切さや社員第一主義を掲げることで、生徒にも良い影響を与えるスタッフを作り出しています。
そんなスタッフにサポートされることで、塾に通う生徒たちも伸び伸びと学習を進められるのでしょう。
多数の志望校合格者を生み出している予備校選びで悩んでいるのなら、ぜひ東進衛星予備校MSGnetworkも候補の1つに挙げてみてください。
無料体験も実施しているので、予備校の雰囲気を知ることに役立つでしょう。