ナショナル・ベンディングの藤山雄一郎氏を徹底調査!経歴や手掛ける事業とは?

街中で設置されている自販機がいつでも正常に使えるのは、管理を手掛ける会社が存在するからです。
ナショナル・ベンディングは、老舗の自販機設置会社として自販機の設置から管理まで手掛けています。
そんなナショナル・ベンディングの現代表を務める藤山雄一郎氏はどんな人なのか、経歴や人物像を調べてみました。
ナショナル・ベンディングの概要や藤山雄一郎氏が手掛ける事業内容についてご紹介します。

本記事は当サイトが掲載を打診し、執筆・編集した記事を公開しています。

藤山雄一郎氏の経歴や人物像

藤山雄一郎氏は東京都出身で、最終学歴はアメリカのコネチカット州にあるポスト大学経営管理学部となっています。
ポスト大学はリベラルアーツ教育と実践的な教育の両方に注力しているのが特徴で、入試難易度も比較的高い難関大学です。
そのような大学で藤山雄一郎氏は、国際的な経営管理や労務管理の手法など経営に関する知識を身に付けたと考えられます。
そして、帰国後はナショナル・ベンディングの常務取締役を経験しており、現在は代表取締役として企業経営に携わっています。

藤山雄一郎氏は、家族思いでチャレンジ精神も旺盛な人物です。
2019年から新たにネイル事業に参入しました。
新事業に参入した背景には、藤山雄一郎氏の母親の存在があります。
藤山雄一郎氏の母親は病の治療における薬の副作用の影響から、指先がどんどん黒く変色し、当時は強い刺激があったマニキュアの使用が禁じられました。
残念ながら母親の容態は回復することなく亡くなってしまいます。
母親の死後から年月が経ち、藤山雄一郎氏は発がん性物質を一切使わないネイルブランド「nailmatic(ネイルマティック)」と出会います。
そのブランドのマニキュアは健康な女性から妊婦、ガン患者にも使用されており、多くの女性に喜ばれていることに共感したそうです。
自らの経験から「より多くの女性に指先から美しくなり、心も輝きを持ってほしい」という願いから異業種であるネイル事業に参入しています。

藤山雄一郎氏が経営するナショナル・ベンディングの基本情報

社名 ナショナル・ベンディング株式会社
設立 1963年
本社所在地 東京都品川区上大崎1-15-22
資本金 5,000万円
従業員数 約350名
事業所数 38箇所

ナショナル・ベンディングは、1963年に創業し、2024年時点で61年を迎えます。
創業当時から自販機オペレーター業を展開しており、自動販売機設置会社としては老舗です。
本社を東京に構え、営業所も関東を中心に全国38箇所あり、広範囲にわたって事業を展開しています。

藤山雄一郎氏が携わっている事業内容

藤山雄一郎氏が経営するナショナル・ベンディングが運営する主な事業は以下のとおりです。

・自販機オペレーター業
ナショナル・ベンディングのメイン事業となるのが自販機オペレーター業です。
紙カップ式の自販機から缶・ペットボトル、食品や日用品などを販売するコンビニ型など、様々なタイプの自販機の設置・運用管理まで手掛けています。
企業・公共施設・諸官庁などを中心に自販機の設置を全国に広めています。

・スターバックスコーヒープログラムの設置・運営管理
「We Proudly Serve Starbucks® コーヒープログラム」の設置から運用管理まで総合的にサポートしています。
こちらのプログラムを導入することで、フルオートコーヒーマシンを使ってカフェラテやカプチーノなど、スタバの味をいつでも職場で気軽に楽しめるようになります。

・中古自販機の販売
複数台の自販機を商用運用や従業員の福利厚生として自販機を設置したいという人のために、中古自販機の販売を行っています。
缶・ペットボトルの飲料用自販機を中心に販売しています。

・コインランドリー関連事業
ナショナル・ベンディングは、コインビジネスという新しいビジネスモデルの創造に積極的です。藤山雄一郎氏は、コインランドリー関連事業を展開する株式会社ニドを設立し、自ら社長を務めています。

コインランドリー関連事業は、コインランドリーの経営と開業サポートに分かれています。
コインランドリー経営は、ホテルや病院などにコインランドリーをレンタルして、同社が売上金の回収や洗剤の補充、機器のメンテナンスなどを担います。その上で、回収した売掛金からオーナーに手数料を支払う仕組みです。

コインランドリーの開業サポートは、新規店舗を開設する形でコインランドリー経営を始めたい人に向け、機材の販売や開業支援を行うこととなります。

・ネイル販売事業
ナショナル・ベンディングは、パリのネイルブランド「nailmatic」の正規販売代理店として、自社の自販機でマニキュアを取り扱っています。「nailmatic」のネイルは、植物由来成分を80%使用しており、環境と人に優しい製品です。

2019年に立ち上げたネイル販売事業は、藤山雄一郎氏の母が闘病中、体への刺激が強いものばかりだったマニキュアを塗れずに悲しんでいたことがきっかけだったといいます。

環境や自爪に優しく、がん患者や妊婦にも使われているネイルの存在を知った藤山雄一郎氏は「このネイルを多くの人に使ってほしい」という想いを抱き、ネイル販売事業に乗り出しました。自らが指揮を執っている事業は、多くの女性の支持を集めています。

メイン事業である自販機オペレーター業について詳しく解説

ナショナル・ベンディングのメイン事業である自販機オペレーター業はどのような事業なのか、ここで詳しくご紹介します。

・自販機オペレーター業とは?
自販機オペレーター業とは、自販機メーカーや飲料・初期品メーカーから自販機を調達し、顧客の要望に合わせて自販機の設置から運用管理まで手掛ける事業です。
ルートセールスマンが定期的に自販機を巡回して、販売する商品の補充や空き容器の回収、売上代金の集金、簡単なメンテナンスなどを行います。
自販機オペレーター業は、飲料の製造部門を持たない専業オペレーターと、飲料メーカーなどが販売チャネルの拡大・広告宣伝を目的に自社で自販機を所有する兼業(飲料メーカー系)オペレーターの2種類に分けられます。
ナショナル・ベンディングの場合、自社で飲料の製造部門を持たないため、専業オペレーターに分類されます。
そのため、様々な飲料・食品メーカーなどから商品を仕入れることができ、顧客の要望に対して柔軟な対応や提案ができる点が強みです。

・ルートセールスマンの仕事の魅力
ルートセールスマンは、自販機一台一台の管理と運営を任せられる職種です。
実店舗で考えれば、各店舗の店長と言える存在です。
顧客の要望や設置場所の特性に合わせて商品の選定や季節ごとに商品を切り替える時期を決めるなどの判断も自分の裁量となります。
創意工夫が求められる分、売れる自販機をつくれた時に喜びを感じられるでしょう。
また、ルートセールスマンは顧客とコミュニケーションを取る機会が多く、顧客との距離が近い仕事です。
商品の補充や掃除、メンテナンスの対応など通常業務を行う中で感謝されることがあり、その言葉を聞くたびにやりがいを感じる人もいるでしょう。
他にも自分でその日のスケジュールを組んで仕事を行うので、自分のペースで働きたい人や自己管理が得意な人に向いていると言えます。
ナショナル・ベンディングは拠点の数が多いので、拠点がある地元で働きたいという人にも良いでしょう。

・未資格・未経験でも働けるのか?
ルートセールスマンは特に資格や経験がなくても働けることが多いです。
ただし、自販機の巡回に自動車を使うことになるので、普通自動車免許は必須となります。
ルートセールスマンとして働く前に研修が行われるので、未経験でも仕事内容を一から学ぶことができます。
ナショナル・ベンディングでも入社後は自販機に関する研修が行われ、一人前のルートセールスマンになるまで先輩に付き添って仕事をする形となっているので安心です。
自販機オペレーター業に役立つ資格には、自販機販売調整技能士という国家資格があります。
自販機の調整に求められる技能を認定する資格であるため、将来的に取得を目指すと良いかもしれません。

まとめ

今回はナショナル・ベンディングの代表である藤山雄一郎氏の経歴や手掛ける事業内容についてご紹介しました。
藤山雄一郎氏は、創業から続く自販機オペレーター業を中心に、今ではコインランドリー事業やネイル事業にも参入しています。
会社の成長のために、新事業にも積極的にチャレンジしている人物であるようです。
自販機は福利厚生として法人で設置ニーズが高まっていることから、社として廃れる心配はないと考えられます。
そんなナショナル・ベンディングの経営に関わる藤山雄一郎氏の今後の活躍にも注目してみてはいかがでしょうか。