株式会社メルカリは、2013年に主要サービス「メルカリ」が始まって以降、多くの人に利用されています。
ここでは、その人気の秘密を解き明かしていきます。
メルカリが行うサービスの概要、創業者である山田進太郎氏について、そして最後には山田進太郎氏がおすすめする本もご紹介していきます。
山田進太郎氏やおすすめする本に興味がある方は、ぜひご参考ください。
目次
株式会社メルカリの事業内容

今や知らない人はいないほどの有名サービスを運営する株式会社メルカリでは、フリマサイト「メルカリ」を運営しています。
メルカリは現在多くの方から利用されており、CtoCにおける市場を開花させた会社と言っても過言ではないでしょう。
そんな株式会社メルカリがどういったサービスで多くの人から愛されているのかを、まずはご紹介していきます。
株式会社メルカリはスマートフォンに特化したCtoCマーケットプレイスで「メルカリ」を展開しています。
CtoCとは個人間取引のことを指しており、業者という中間マージンを介することなく、個人同士で商品の売買と受け渡し手続きができるようになっているのが特徴です。
そしてこのメルカリはスマートフォンを持つ誰もが利用しやすいのがポイントとなっています。
各個人が持つ不用品を簡単に販売できるという特徴が、これまでにはなった発想として多くのユーザーに選ばれました。
気になるユーザー数は、2019年9月18日時点で日本国内の利用者数が月間1,350万人を超え、取引数に関しては累計5億件にも及んでいます。
こんなにも数多くの人が利用し、たくさんの取引が行われている理由は、本来捨てるはずだったものが簡単に出品でき、すぐに売れるということが大きいでしょう。
業者を介した中古品の販売は、どうしても安く買い取られてしまうデメリットが挙げられていました。
しかしメルカリによって不用品を高く簡単に売れる時代になってからは、リサイクルショップや不用品買い取り業者が苦戦を強いられるほど、メルカリが築き上げたCtoCマーケットプレイスの大きさを感じているのです。
また、メルカリは膨大なユーザーが利用しているため買い手が見つかりやすいのもポイントです。
出品後すぐに商品が売れると言ったことも稀ではなく、検索一つで欲しい商品が見つかるというのもメルカリの人気を集める要素と言えます。
2013年7月のサービス開始以来ずっとその人気は落ちることなく、フリマアプリのトップとして輝き続けています。
山田進太郎氏の経歴

日本では欠かせないサービスの一つとなったメルカリを作り出したのは山田進太郎氏です。
ここからは山田進太郎氏について詳しくみていきましょう。
山田進太郎氏は1977年9月21日生まれ、愛知県瀬戸市出身の人物です。
出身校は東海高等学校、大学は早稲田大学教育学部を出ています。
そんな山田進太郎氏は幼い頃からリーダーシップを取るタイプではなく、リーダーを支えるようなタイプの性格でした。
地元では屈指の名門校の東海中学校に入学後し、優秀とはやし立てられていたい時期もあったそうです。
そんな山田進太郎氏ですが、中学では下から数えた方が早い成績でした。
ただ必死に勉強したことで東海高校では平均以上の順位まであげることができたのです。
しかし、そんな彼に挫折が訪れます。
頑張っても上位100位に入れないことで、自分は裕福な家に生まれたとしても凡人であることを思い知ったというのです。
そう悟った山田進太郎氏は、みんなとは違うジャンルで戦うことを決意し、一度は小説家を目指しました。
しかしながら著名人らの解釈の違いを覚え、向いていないと知り挫折します。
他にも建築家を目指したり、デッサンの勉強を行ったりもしたのですが、どれも才能がないと思って辞めてしまうのです。
そんな山田進太郎氏は父が早稲田大学卒だったこともあって同じく早稲田に入学します。
大学入学すると同時にインターネットが普及し、山田氏はその世界に没頭しました。
ようやく自身が誇れるものを知り、知人の紹介を経てフリーペーパー制作やwebメディアの運営を行うサークル、早稲田リンクスへ入会します。
そこでは、3代目リンクス代表に就任し、のちに映画生活というサイトも運営していきます。
そして大学卒業後はウノウを設立します。
ウェブ制作と映画生活を駆使し、運営するサービスの一つは500万ユーザーを超える大ヒットをたたき出すのです。
その後はウノウを売却し、得た巨額の富で世界旅行に行き、その際に出会った貧しい人達を見て、フリマアプリの制作を思いつきます。
そうしてできたのがメルカリで、革新的なサービスが世間の多くの人を驚かせていきました。
山田進太郎氏がおすすめする本

自分には向いていないと挫折を何度も味わった山田進太郎氏は、今でこそ創業者として活躍していますが、元々リーダーシップを取る人間ではありませんでした。
そんな彼の在り方を変えたのがこれからご紹介していく『THE TEAM 5つの法則』という本です。
『THE TEAM 5つの法則』はどんな本なのか
『THE TEAM 5つの法則』は麻野耕司氏が書いた本で、偉大なチームに必要なのは「リーダー」ではなく「法則」であることを唱えている本になります。
多くの事業が参入している現在は、これまで見られてきたジャンルで戦いトップを目指すのは難しい世の中です。
そんな中で必要とされているのは「個」という存在で、個の重要性が注目されている今だからこそ、個と個をつなぐチームワークが重要だと書かれています。
正しいチームづくりというのは学校では教わらないものです。
だからこそ、この『THE TEAM 5つの法則』がチームづくりには欠かせない書として注目されています。
その内容は経営コンサルタントとして数多くの組織変革に関わってきた著者が、目標設定、人員選定、意思疎通、意思決定、共感創造といった5つの法則を用いて成功するチームとは何か、科学的に解明しています。
いわばこの本はチームづくりの決定版として称され、各界からは絶賛の声を集めています。
その一人であるメルカリ創業者の山田進太郎氏は、「この本を読めば、私たちがいかにチームを知らないかがわかる。『チームの法則』を知れば、それだけで突き抜けた場所に行ける」とコメントしています。
「リーダーらしい存在いなくても本当のチームワークを学ぶことによって、成功は掴み取れる」そうした考えが伝わります。
『THE TEAM 5つの法則』のレビュー
最後にこの本のレビューを見ていきましょう。
当たり前のことかもしれませんが、チームを良くするのは自分自身だと気づかせてくれるこの本は一緒に働く仲間と読めると良いなと感じました。
チームで働く仲間にも見てほしいと思える本。それが『THE TEAM 5つの法則』のようです。
一見正しそうな考え方を「法則」に基づいて誤解を解き明かしてくれる。最適なチームをつくるための良書です。
多様なメンバーでいい、コミュニケーションを多くすればいいといった考えは正解でもあり間違いでもあります。
この本によって一見正しいと思う考えの誤解も解き、真にやるべき法則に従って最高のチームが作れることでしょう。
「自分にはセンスがないから」。チーム作りはそんな言い訳で片付けてしまいがちかもしれません。しかし、本書は「経験」とか「センス」でふわっとしまいがちだった部分を「法則」という再現性のある形で言語化しているところが価値です。”
センスがないからで片付けてしまう人も、この本を見ることによって自身を変えることが可能です。
最良のチームをつくるための行動をすぐにできます。
まとめ

世界的なサービスにしたいと公言している山田進太郎氏ですが「どんな想いを持っていても、サービスが使われないと意味がない。」と発言しています。
この考えは創業時からずっと変わらずにあり続け、これからもその姿勢でサービスを続けていくことでしょう。
人に利用され続けるためには、様々な工夫が必要です。
メルカリは2021年2月現在多くのキャンペーンを展開していたり、より多くの人に使いやすくも愛されるフリマアプリを目指して注意喚起も行ったりしています。
よりたくさんのユーザーを集めるために様々なキャンペーンやイベントを駆使しながら、世界的に大きな存在となっていくことでしょう。
山田進太郎氏がおすすめする『THE TEAM 5つの法則』では、チームを作っていく上で重要なことがポイントを押さえて紹介されています。
山田進太郎氏も最初はリーダーシップを取っていく自信はなかったそうですが、今となっては世界進出へ向けて事業を展開する会社の社長として活躍しています。
これからビジネスで中心人物として活躍したいという方は、ぜひ山田進太郎氏がオススメする『THE TEAM 5つの法則』を一読してみてはいかがでしょうか?