この記事では、フラワーアーキテクトの垂水圭竹(垂見圭竹)さんについて解説します。
フラワーアーキテクトという職業は、あまり馴染みのない言葉なのでよくわからないという人もいると思います。
アーキテクトという言葉そのものは、建築や設計という意味を持っていて、花以外にもシステムやソフトウエア関連の開発にも用いられます。
このフラワーアーキテクトは、花を用いて空間設計などを行うスペシャリストであり、その第一人者であるのが垂水圭竹(垂見圭竹)さんです。
ここでは、フラワーアーキテクトとして活躍している垂水圭竹(垂見圭竹)さんについて紹介していきます。
フラワーアーキテクトとしての活動や実績についても解説していくので、フラワーアーキテクトもついて知りたい人や、垂水圭竹(垂見圭竹)さんに興味のある人はこの記事を参考にしてください。
目次
フラワーアーキテクトとして活動する垂水圭竹(垂見圭竹)さんとは?
フラワーアーキテクトという職業をご存じですか?
フラワーという言葉が付いているので、花に関する職業であることは推測できると思います。
フラワーアーキテクトは、あまり聞き慣れた言葉ではありませんが、花を建設する・設計するという意味を含めた職業です。
それならフラワーアレンジメントと同じではないかと思うかもしれませんが、フラワーアレンジメントは、花そのものを活かしながら整えたり、組み合わせたりして飾り付けてデザインすることを意味します。
一方のフラワーアーキテクトは、花を用いて空間に適した世界として作り出していくものであると認識されています。
花のみに焦点を当てるのではなく、花と空間を一体として考えていくものです。
そのため、花を通じて環境や空間演出を行います。
そんなフラワーアーキテクトとして活動しているのが、垂水圭竹(垂見圭竹)さんです。
垂水圭竹(垂見圭竹)さんは、子どもの頃から華道や茶道を嗜んでいました。
大手ゼネコンである株式会社竹中工務店では設計部を担当し、1997年にはLADAKH flower studioを設立しました。
垂水圭竹(垂見圭竹)さんは「花と空間の調和」を軸として、細かな感性から生み出す花を用いた世界観が美しいと評判です。
生み出した美しい花の世界は、多くの人の心を惹きつけています。
世界中の企業や著名人からも多くの支持を得ているため、垂水圭竹(垂見圭竹)さんには企業やホテル、メゾンなどから依頼が殺到するほどです。
垂水圭竹(垂見圭竹)さんによって生み出された作品は、誰もが真似できないような感性と繊細さ、そしてダイナミックさによってコーディネートされたものであり、美しくも花の強さが感じられます。
生み出された花の美しい世界観は評価を得ていて、トップメゾンのフラワーワーク・グリーンコーディネートなども手掛けるほどとなりました。
さらに、資生堂クレ・ド・ポー ボーテの「ラグジュアリーで芯のある女性」インターナショナル版では、日本人女性2人のうち1名に選ばれました。
このことから、世界的に評価の高い女性であることがわかります。
bulthaup社のアドバイザーに就任
垂水圭竹(垂見圭竹)さんは、企業やメゾンでも作品を披露していますが、フラワーアーキテクトとしてbulthaup社のアドバイザーに就任しました。
bulthaup社は、1949年にマーティン・ブルトハウプ氏によって設立された会社です。
bulthaup社は家具工房から始まりましたが、1970年代にはデザイナーのオトル・アイヒャー氏を迎えて以降、バウハウスの理念を中心としたシンプルで機能的なキッチンを生み出したことで注目されました。
現在、おしゃれで機能的なアイランドキッチンとして親しまれていますが、この先駆けとなったのがbulthaup社の製品です。
キッチン業界を牽引してきたbulthaup社は、世界50ヵ国以上で販売されるほどの存在へと成長を続けています。
bulthaup社の考える人間工学とクラフツマンシップによって機能性の優れた部分を基盤として、現在も業界のトップとなっています。
ショールームであるbulthaup東京では、垂水圭竹(垂見圭竹)さんが花と空間を調和、軸とした空間技術を披露しているのです。
キッチンとダイニングという空間のムードを大切にしながら、そこでの暮らしが生き生きとしたものとなるように花でおもてなしをしています。
垂水圭竹(垂見圭竹)さんは、暮らしを美しく豊かになるようにサポートすることを心掛けていて、季節の花を通じてキッチンアイテムが引き立つようにしているようです。
自宅での暮らしにときめきが加わるように、そしてショールームで一期一会の出会いを大切にしながら、品物選びの楽しさやエレガントで美意識の高まるような場所となるように意識しています。
bulthaup社のショールームは完全予約制なので、気になる人は事前連絡してみましょう。
活動内容や実績について
垂水圭竹(垂見圭竹)さんは、これまでにどのような活動をしてきたのでしょうか?
ここでは、気になる活動内容や実績について紹介します。
カッシーナ・イクスシー
垂水圭竹(垂見圭竹)さんは、花に関連する仕事を始めてから3年が経過した頃からカッシーナ・イクスシーのショールームを担当しています。
最終的にインテリアのムードを創り上げるのは花だと思っていて、これにより空間が生き物のように感じると垂水圭竹(垂見圭竹)さんは語っています。
トレンドの生きるインテリアに刺激を受けながら花を生けているため、カッシーナ・イクスシーのショールームでしか味わえない空間が出来上がっています。
クレ・ド・ポーボーテ
数ある資生堂ブランドの中でも、トップクラスのラグジュアリーさがあるのがクレ・ド・ポーボーテです。
同じ資生堂から発売されていても、少し違った大人の魅力を感じられるブランドとなっています。
このクレ・ド・ポーボーテを担当しているのも垂水圭竹(垂見圭竹)さんです。
垂水圭竹(垂見圭竹)さんもクレ・ド・ポーボーテに対して憧れを抱いていたため、仕事として関わりつつも女性としての美しさや豊かさ、幸福感など花を通じて学んでいるとしています。
また、その深さについて知れば知るほど共感できたようで、発表会などのイベントでは学び得たことが生かされた作品が展示されています。
JAL
羽田空港の国際線旅客ターミナルの中にある、ファーストクラスの人が利用するサクララウンジでも垂水圭竹(垂見圭竹)さんがグリーンコーディネートを担当しています。
ラウンジをオアシスと考え、ポリシャスとシェフレラを仕入れて植物だけを大きく見せるようにしています。
日本の玄関窓口として、存在感のあるものを創り上げています。
写真集「KEICHIKU TARUMI」
垂水圭竹(垂見圭竹)さんは、2021年6月に写真集を発売しています。
感性と美に関しての世界観を詰め込んだ本となっていて、垂水圭竹(垂見圭竹)さんにとって初めての写真集です。
生け花という枠組みを超えたアートクリエイションな作品が豊富で、本の中からでも世界に入り込めるような美しさが詰まっています。
創作活動から哲学や息遣いまで聞こえるような本です。
垂水圭竹(垂見圭竹)さんのレッスンを受けることはできる?
大きな作品を数多く手掛けている垂水圭竹(垂見圭竹)さんは、フラワーアーキテクトとしてとても有名です。
女性として、そしてアーティストとして憧れている人は多くいます。
また、垂水圭竹(垂見圭竹)さんから直接学べる機会があるかどうかを知りたい人もいるでしょう。
そこで気になるのが、垂水圭竹(垂見圭竹)さんのレッスンを受けることができるかどうかでしょう。
実は多忙な垂水圭竹(垂見圭竹)さんですが、「暮らしに花を」をテーマに花のおもてなし教室を開催しています。
花を生けることに対して特別だと感じる垂水圭竹(垂見圭竹)さんから、花に向かうための心構えや大切さが学べるのが魅力です。
事前に問い合わせが必要なので、気になる人はチェックしてみましょう。
まとめ
今回は、フラワーアーキテクトとして活動する垂水圭竹(垂見圭竹)さんについてご紹介してきました。
フラワーアーキテクトになる前に設計を担当していたことから、設計や空間プロデュースとしての才能も加わった素敵な人物であることがわかりました。
Twitterに「垂見圭竹さんファンクラブ」というアカウントがあることからも、その人気が伺えます。
資生堂クレ・ド・ポー ボーテ「ラグジュアリーで芯のある女性」インターナショナル版で、日本人女性2人のうち1名に選出されるなど世界的にも評価を得ています。
ラウンジやショールームで作品を創り上げることもあり、足を運ぶと垂水圭竹(垂見圭竹)さんの世界観に心奪われることでしょう。
写真集でも美しい作品を見られますが、直接レッスンを受けて学ぶこともできます。
今後、ますます世界的に有名になる人物であるのは間違いありません。
この機会に、垂水圭竹(垂見圭竹)さんの世界に触れてみてはいかがでしょうか。