畑中好彦(経団連副議長/アステラス製薬会長)が読む司馬遼太郎作品とは!?

畑中好彦

畑中好彦氏は、アステラス製薬の代表取締役社長を経て、現在は日本製薬工業協会会長、日本経団連審議員会副議長を務めている人物です。

 

畑中好彦

畑中好彦氏

引用元:日刊工業新聞

 

今回は、畑中好彦氏やアステラス製薬について、また畑中好彦氏がおすすめしている本についてご紹介していきましょう。

 

会社の事業内容

くまの人形

アステラス製薬は、前立腺がん治療剤や過活動膀胱治療剤、前立腺肥大症の排尿障害改善剤、免疫抑制剤、キャンディン系抗真菌剤といった薬剤を手掛けている会社です。

「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」という理念に基づき、私たちの健康のために従事しています。

 

また、時代の変化によって、求められる薬剤も変わってきます。それに応えられるようなサービスを提供することも、アステラス製薬が担っていると言えるでしょう。

それは、「変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの価値に変える」というビジョンにもつながっていると考えられます。

 

医療業界はどんどん変化しています。その変化についていくためにもアステラス製薬は常に研究を続けているのです。

 

同氏の経歴

スーツ姿の男性

畑中好彦氏は、かつてアステラス製薬の代表取締役社長CEOを務めていました。

続いては、畑中好彦氏の経歴について見ていくことにしましょう。

 

1957年4月に静岡県で生まれました。1980年に一橋大学経済学部を卒業後、藤沢薬品工業に入社します。

入社後は大阪で医薬情報担当者を経験し、1992年~1995年までの3年間はアメリカに駐在していました。

アメリカでは、医師へ医療情報を提供するための組織を設立し、ノバルティスの独占状態を崩すプログラフの販売をスタートさせています。

1995年には、ドイツにおいてヨーロッパでプログラフを販売するための販売網を作り上げることに成功しています。

その後、アステラス製薬が発足してからは、アステラスUS社長や最高財務責任者など責任のある役割を務めてきました。

そして2011年には、アステラス製薬の社長に就任します。

畑中好彦氏が就任してからは、M&Aの純利益で当時業界首位だった武田薬品工業を超えるまでに成長したのです。

 

さらに、主力となっている製品が特許切れになっている時でも、新薬の開発やがん領域への投資など意欲的に活動を続けていた人物でもあります。

そんな畑中好彦氏の役員報酬は、2012年が1億4,300万円、2013年が2億1,400万円、2014年が2億1,800万円となっています。

2016年5月には、日本製薬工業協会会長に就任しました。

2017年3月にはガバナンスが根付いているということで、日本取締役協会が主催しているコーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2016の受賞が決まりました。

 

このような経歴を持つ畑中好彦氏は、

「せっかく良いアイディアでも完成度にこだわり過ぎると手遅れになる。」

「新しいことをどんどん始めていくと不要な業務もたまる。新しいことを1つ始めるのなら、やめるものが3つないとダメだ。」

といった名言も残しています。

 

このような名言は、畑中好彦氏だからこそ発信でき、心に刺さるものになっていると言えるでしょう。

完成度は高い方が良いですが、それだけにこだわってしまうといくら良いアイディアであっても、出すタイミングが遅くなってしまいます。

それでは結果的に意味がないものになってしまう可能性があります。

そうならないためにも、どんどん新しいことを発信していくことが重要だと畑中好彦氏は考えるのです。

 

また、新しいことを始めるのであれば、辞めなければいけないこともあると話しています。

それも、社長という立場に立ったからこそ知れたことではないかと考えられるでしょう。

 

おすすめ図書『この国のかたち』について

おすすめ図書『この国のかたち』について

ここまでは、アステラス製薬や畑中好彦氏の経歴についてご紹介しました。

続いては、畑中好彦がおすすめしている『この国のかたち』という本についてご紹介します。

この本は、大きな結果を残してきた畑中好彦氏がおすすめする本なので、様々な場面で役に立つことでしょう。

 

本の内容について

まずは、『この国のかたち』の内容からご紹介していきます。

この本は、司馬遼太郎が書いた本です。

日本という国がどのような国であるかを考察しているような本で、これまで歴史を掘り起こしてきた司馬遼太郎ならではの視点で書かれています。

日本の成り立ちについても考察されていて、明快な倫理で解き明かされる様は読み応えがあります。

日本人であれば1度は読んでおきたい本だと言えるでしょう。

 

畑中好彦氏がこの本から学んだこと

『この国のかたち』から畑中好彦氏は、日本がどのように変化してきたのかということを、会社に当てはめてみたのではないかと考えられます。

規模の大きさは違っても、統帥綱領や統帥参考のような考え方はビジネスでも活かすことができます。

しかし、近年販売されている統帥綱領や統帥参考に触れた書籍よりも、より深い部分まで追求しています。

その点に畑中好彦氏は魅力を感じ、読み進めていったのではないでしょうか。

この本は、歴史について書かれているものではありますが、現在の日本に当てはめられる要素も含まれています。

それに気が付いた畑中好彦だからこそ、おすすめの本として掲げているのでしょう。

 

本レビューの紹介と感想

『この国のかたち』は、司馬遼太郎が作家として日本を見つめた時の考え方が書かれています。

他の歴史書とは違う視点から書かれているため、今までとは違う考え方に触れられるでしょう。

歴史の面白味も感じることができるため、これまで歴史に興味がなかったという人でも楽しく読み進められるのではないでしょうか?

そのような内容にできたのは、司馬遼太郎だからこそです。

堅苦しい言葉や小難しい言葉が並んでいるような歴史書とは全く異なる視点から歴史や日本について見直していきたいというのであれば、ぜひ目を通しておきたい1冊となっています。

日本史に対して抵抗感を感じていた人でも、読みやすくなっているため、これから歴史を再度学ぼうと考えている人にとっても、最適な本だと言えるでしょう。

司馬遼太郎の世界感も楽しめるため、畑中好彦社長も夢中になれたのだと考えられます。

 

アステラス製薬の今後の展望を考察

ビル

最後に、の今後の展望について考察していきましょう。

アステラス製薬は、会社自体の持続的な成長を促すために、3つの戦略目標を立てています。

その目標は、

  • 製品価値の最大化とOperthional Exacellenceのさらなる追求
  • Focus Areaアプローチによる価値創造
  • Rx+プログラムの挑戦

です。

この目標に向けて動いていく中で、2020年度には2017年度の売上高などを上回ることを目指しています。

このような目標に対する戦略を確実に実践していくことで、アステラス製薬自体の持続的な成長にもつながると考えられています。

そしてそれは、株主への良い影響も生み出すことでしょう。

このようなことを踏まえて考えてみると、アステラス製薬は2020年に向かって成長していくと考えられます。

もちろんそれ以降も、新たな目標を打ち立て、その目標に向かって成長していくことでしょう。

現在出ている新しい事業の案の中には、デジタル機器関係の事業やガンの新しい診断ソリューションに関わる事業などがあります。

ニーズに合うサービスを提供していくためにも、新しい事業分野への参入も視野に入れているのでしょう。

今は、その分野で成功するためのノウハウを身に付ける段階にいるとも考えられます。

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