和崎信哉氏が相談役を務めている株式会社WOWOWは、「お客様に新鮮な感動と驚きを」という思いを込めて、サービスを提供している会社です。
今回は、相談役を務めている和崎信哉氏がおすすめする本について紹介していきます。
目次
WOWOWのサービス紹介
会社概要
・社名:株式会社WOWOW
・設立:1984年12月25日
・代表者:代表取締役 社長執行役員 田中 晃
・資本金:50億円
・業務内容:アナログ放送やデジタル放送による番組の配信
・連結売上収益:20,277百万円(2020年7月31日現在)
株式会社WOWOWが提供しているサービスや実績
提供しているサービス
現在株式会社WOWOWが提供しているサービスには、作品のクオリティを極限まで追求しているオリジナルドラマシリーズ・ドラマW、大人の知的好奇心を刺激するオリジナルドキュメンタリーシリーズ・ノンフィクションW、劇場映画レーベル・WOWOW FILMS、次世代の映像技術を用いたコンテンツ制作を行う4K・8K・HDR番組制作などがあります。
さらに、イベント会場の様子をリアルタイムで視聴できるライブストリーミングアプリ「Live Multi Viewing」の開発も株式会社WOWOWが行いました。
実績
これまでに株式会社WOWOWが手掛けてきた作品は様々な賞を受賞しています。
その実績からいくつかピックアップしてご紹介します。
2019年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ教養 優秀賞
「ノンフィクションW 野村家三代 パリに舞う ~万作・萬斎・裕基、未来へ」
第9回衛星放送協会オリジナル番組アワード番組部門「ドラマ」最優秀賞
「連続ドラマW パンドラIV AI戦争」
平成30年度(第73回)文化庁芸術祭テレビドキュメンタリー部門 優秀賞
「ノンフィクションW 野村家三代 パリに舞う」
バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル ロッキー賞 Drama Series: Non-English Language部門
「連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-」
和崎信哉氏の経歴
和崎信哉氏は、1944年11月22日に京都府京都市で生まれました。
中学卒業後は京都府立山城高等学校へ進学しました。
高校時代は元日本サッカー代表選手である釜本邦茂氏とは同級生で、卒業後は京都大学教育学部へ進学しています。
そして、大学を卒業した1968年にはNHK1に入局し、番組制作局教養科学部チーフ・ディレクターや社会教養部チーフ・プロデューサーなどを経験してきました。
1992年には生活情報番組部長、1995年には衛星放送局(ハイビジョン)部長、2001年には総合企画室(デジタル放送推進)局長、2003年には理事を歴任してきた人物でもあります。
NHKを退職後は、2005年に社団法人地上デジタル放送推進協会専務理事の理事、2006年6月にはWOWOW代表取締役会長となりました。
2007年6月からは代表取締役社長、2015年7月からは相談役を務めています。
WOWOW相談役の和崎信哉氏がおすすめする本
株式会社WOWOWの相談役、和崎信哉氏がおすすめしている本は、司馬 遼太郎著の「坂の上の雲」です。
「坂の上の雲」に関する情報やレビューなどをみていきましょう。
「坂の上の雲」について
「坂の上の雲」は、日露戦争を勝利へと導いた秋山好古・真之兄弟や俳句革命に命をかけた正岡子規らを中心に、明治時代の明暗や近代国家の誕生にかけた人々の様子を描いています。
本自体は、全8巻となっています。
不滅の国民文学としても知られていて、2009年~2011年にはNHKスペシャルドラマとして放送されました。
本木雅弘が秋山真之、阿部寛が好古、香川照之が正岡子規を演じたことによって大きな注目を集めることになりました。
「坂の上の雲」のレビュー
読む前は、長いし、大変そうだと思ったが、そんなことはなく、スラスラよめた。
しかし、安倍首相がいう欧米列強に追いつき追い越せというスローガンは、このころが始まりで、つまるところ軍隊を強固にして、軍事力で対等になることが、主眼であることがこの作品から読み取れた。
そうなると、憲法9条の改正なんか危ないもののような感じだ。なにか、時代を逆行するみたい。
引用元:Amazon
「坂の上の雲」は、全8巻と長いように感じますが、読み始めると問題なく読めるという口コミが多くなっています。
この本の中では軍隊を強化することの重要性を謳っている部分があるため、この口コミを書いた人のように、時代が逆行していると感じる人もいるでしょう。
初めて司馬遼太郎作品を読みます。あまりに有名すぎて後回しにしていましたが、最近時代物に取り憑かれていて、この作品に手を伸ばしました。
まだ1巻なので内容がどうこうは言いませんが、表題にしたような心配は全くなく、出てくる登場人物みな魅力的でまるで近くで見ているような気持ちにさせられ、物語に引き込まれてしまいました。
もしも、長くて読破できるかなと心配される方がいれば、「ご心配なく」と伝えさせてください。
引用元:Amazon
「坂の上の雲」はとても知名度が高い作品なので、有名すぎるために敬遠している人が居ることもこの口コミから分かります。
敬遠する理由には、書籍のボリュームもあるでしょう。
読破できるか不安だと感じている人もいるでしょうが、司馬遼太郎の世界に引き込まれ、あっという間に読めてしまいます。
和崎信哉氏が学んだこと
和崎信哉氏は「坂の上の雲」を3回読んでいます。
「坂の上の雲」について和崎信哉氏は、戦争賛美作品としてみる人もいればそうではない見方をする人もいると考えているのです。
実際に司馬遼太郎とも会っていて、どのような解釈をするべきなのか話したこともあったと言います。
その中で、見る人にいろいろな解釈を与えることも書籍や映像作品の在り方の1つだということを学んだと考えられます。
まとめ
和崎信哉氏が相談役を務めている株式会社WOWOWは、オリジナルドラマシリーズやオリジナルドキュメンタリーシリーズ、劇場映画レーベルなど幅広い事業を展開しています。
映像関係の事業は需要も高まっているため、さらなる飛躍が期待できるでしょう。
これまでに様々な経験を積んできた和崎信哉氏が務めていることも、成長が期待できる要素の1つになっています。
「お客様に新鮮な感動と驚きを」という思いを込めてサービスを提供している株式会社WOWOWについて調べてみると、どうすれば必要とされるのかを常に考えていることが分かります。
ビジネスマンにも同じことがいえると思うので、「坂の上の雲」を読んだりドラマを見たりして、和崎信哉氏の考えに触れてみると良いでしょう。