バルニバービ社長の佐藤裕久氏の著書から仕事に対する情熱を学ぶ!

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カフェ業界は多くの競合が存在しているのですが、現在東京・大阪をはじめ全国各地に出店している「バルニバービ」は、カフェを含む飲食店経営に力を注いでいます。

今回はそんなバルニバービの代表取締役を務める佐藤裕久氏の人物像と、著書「1杯のカフェの力を信じますか?」についてご紹介します。

 

バルニバービの会社概要

社名:株式会社バルニバービ

所在地:東京都台東区蔵前2-15-5 MIRRORビル 6階(東京本部)

設立年月:1991年9月 資本金:4億2,277万円(2020年7月31日現在)

経営店舗数:91店舗(7月末現在)

バルニバービが主軸にしているのが直営店運営事業です。

エリアの特徴はもちろん、そこに住む人々の特性も捉え、街に合わせた店舗づくりを行っています。

そのため、エリアによって違いがないチェーン店とは一線を画し、バルニバービだからこそできる「おもてなし」と「雰囲気」を提供できているのです。

また、グループ会社のパティスリード パラディではスイーツブランド事業を展開し、新たな商品づくりにも注力していたり、飲食店のプロデュース業務から撮影スタジオのレンタル事業など場所を活かした事業も手掛けています。

 

佐藤裕久氏の経歴と人物像

株式会社バルニバービの代表取締役を務める佐藤裕久氏は、1961年に京都市上京区西陣に生まれ、実家の菓子屋を幼い頃から手伝っていました。

商売に近いところにいながら育っていたためか、神戸市外国語大学を中退した後は入社したアパレル会社で出店計画事業に携わっていたそうです。

その後、1991年に有限会社バルニバービ総合研究所を設立し、1998年には現在の株式会社バルニバービの形を取っています。

佐藤裕久氏は最初に「アマーク・ド・パラディ」を南船場にオープンさせました。

しかし、開業当時は客が集まらず苦労したことも多かったそうです。 軌道に乗ってからは「カフェ・ガープ」、「パゴド ノルド」をオープンしていきました。

店舗名を見ても分かるように、同じ会社が運営しているお店とは思えないほど統一感がありません。

マニュアルも特に用意されておらず、2店舗目と3店舗目は独自の接客スタイルを形成していきました。

この裏に、佐藤裕久氏の戦略が見えてきます。

佐藤裕久氏はその地域に合わせ、彩りを添えられるような店舗展開を行っています。

会社の名前を大きくするのではなく、その地域にとって1店舗1店舗を地元に愛されるお店にしていきたいというのが、佐藤裕久氏の考えです。

 

佐藤裕久氏の著書

佐藤裕久氏が書いた「1杯のカフェの力を信じますか?」は、かつて「こんな場所にカフェを作るなんて無謀だ」「すぐに潰れてしまう」と言われながらも、現在は多くの人が訪れるカフェへ進化させ、街をも変えてしまったカフェ・ガーブの秘話を含め、バルニバービのこれまで歩んできた軌跡を記した一冊です。

他にも、当時貧乏学生だった佐藤裕久氏がどのようにして開業資金を集めたのか、どのように仲間を集めていったのかもこちらの一冊にまとまっています。

これからカフェ経営を目指している人はもちろん、経営でなくても新しく何か始めたいと思っている人におすすめの本です。

 

レビュー紹介

実際に「1杯のカフェの力を信じますか?」を読んだ人はどのような感想を持ったのでしょうか? いくつかレビューをご紹介していきます。

非常に生々しく企業から 途中の挫折が描かれている、 著者の企画する店が なぜ多くの人に愛されるのか 一端を垣間見た。

引用元:https://bookmeter.com/books/57521

現在、多くのグループ会社を抱えるバルニバービを築き上げてきた佐藤裕久氏も、時には失敗することもあったようです。

現在のバルニバービはその失敗も糧になって事業が展開されており、だからこそ多くの人に愛されるお店づくりができているのかもしれません。

 

単なるサクセスストーリーではなく、理想のカフェを目指して妥協することなく努力した姿、かけがえのない仲間達が丁寧に描かれている。

妥協しないって苦しいけど、乗り越えた後の達成感はすごいんだろうな。努力する心を思い出させてくれた。

引用元:https://bookmeter.com/books/57521

ビジネス書の中には単に自分の成功体験を綴った本があるのも事実です。

しかし、「1杯のカフェの力を信じますか?」では努力することの大切さや成功する上で仲間づくりも必要であることを教えてくれています。

この口コミを書いた人も、「1杯のカフェの力を信じますか?」を読んだことで努力の大切さに気付けたようです。

 

バルニバービの今後の展望を予想

バルニバービの成長戦略では、今後もバッドロケーション(外食事業者も注目していない、飲食店にとってあまり好立地とは言えない場所)における、街の価値を向上させるような店舗開発を進めていくとしています。

また、短期的なトレンドよりも幅広い利用用途を重視し、地元の方に愛される店舗づくりがなされていくようです。

近年はトレンドだけを追い、開店したもののブームが去ってしまったと同時に閉店に追い込まれてしまうお店もあります。

バルニバービは長期的な視点で店舗展開を考えていることが分かりました。

恐らく、今後も同様の店舗展開と運営を続けていき、さらなる成長を築いていくのではないでしょうか?

 

まとめ

今回は佐藤裕久氏の人物像と著書「1杯のカフェの力を信じますか?」についてご紹介してきました。

本の中では創業当時の苦労から、現在のグループ企業にまで発展するまで、どのような努力を積み重ねてきたのかが垣間見れます。

佐藤裕久氏はバッドロケーション戦略を取り、外食事業者から見向きもされなかった場所を「カフェの街」に変えるまでに発展させた人物です。

将来的には日本国内での発展はもちろん、海外進出も考えているかもしれません。

1杯のカフェの力を信じますか?」の中には、どのように仕事へ取り組むべきか、どんな努力をしてきたかが紹介されています。

今仕事にあまり熱量が持てない人や、これから自分がやりたい仕事を進めていきたい人にとって、読んでおきたい1冊となるでしょう。

佐藤裕久氏とバルニバービの今後の展開にも注目しながら、ぜひ「1杯のカフェの力を信じますか?」を読んでみてはいかがでしょうか?

 

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