タリーズコーヒージャパン株式会社は、世の中で暮らす多くの人にコーヒーの魅力を伝えるために世界各国のコーヒー豆を厳選し、こだわりの一杯を提供しています。
たくさんの愛飲者を作り出してきたタリーズコーヒーの創業者である松田公太氏は、「すべては一杯のコーヒーから」という本を出版しています。
今回は、その本に書かれている内容をご紹介し、実際に本を読んだ人たちからの口コミもご紹介しましょう。
タリーズコーヒージャパン株式会社の会社概要
商号:タリーズコーヒージャパン株式会社
設立:1998年5月
代表者:代表取締役社長兼CEO 小路明善
資本金:1億円
事業内容:コーヒーショップ運営・展開
従業員数:740人(2017年5月1日時点)
タリーズでは地域社会に根差したコミュニティーカフェとなることを目指し、一杯一杯丁寧に淹れた本格的コーヒーを提供しています。
タリーズコーヒージャパン株式会社は飲料メーカーの伊藤園の子会社であり、国内のタリーズカフェの運営を行っています。
店舗は全国各地にあり、2020年2月末時点で700を超える店舗で、コーヒーチェーンでも上位に入る規模です。
また、コーヒーが飲めない子どもにも満足してもらえるメニューも展開し、色んな人に愛されて常にリピーターを増やし続けている存在です。
松田公太氏の人物像
松田公太氏は大学を卒業後、タリーズコーヒージャパンを創業する以前は銀行員として働いていた人物です。
1996年6月に高校生時代から憧れていた食分野への道を歩もうと起業します。
シアトルのローカルコーヒー店であった本場のタリーズ経営者と日本で営業権を交渉して1997年に1月にタリーズコーヒーを日本で開ける独占権を獲得します。
そして同年8月7日東京銀座にタリーズコーヒー1号店がオープンします。
開業資金のためにかかったお金は約7千万円。
もちろん自分で全てを賄えるはずがなく借金を背負いながら松田公太氏自身自らも朝から晩まで店に立ち続けました。
その頑張りが功を制し1998年にはタリーズコーヒージャパン株式会社を設立します。
2005年には日本における「Tully’s」商標権を完全取得し、2007年には世界経済フォーラムの「Young Global Leaders」の1人に選ばれるなどして一躍世界にも名を轟かせる人物になりました。
そんな松田公太氏はタリーズの社長を退任した後、衆議院の浅尾慶一郎氏の誘いを受けて政界にも入った経験があります。
初出馬は無念な結果に終わったものの、2016年まで政治家の活動を行っていました。
政界から退いた後は、家事代行やハウスクリーニングなどの事業を手掛ける株式会社ベアーズの社外取締役に就任しています。
松田公太氏の著書「すべては一杯のコーヒーから」内容や評価は?
松田公太氏が手掛けた「すべては一杯のコーヒーから」は、金なし、コネなしという普通のサラリーマンから全国規模の起業を作り出した奮闘を松田公太氏が体験したエピソードそのままに書かれています。
ビジネスにかける夢と情熱を知れる一冊となっていますが、いったい世間からの評判はどうなっているのでしょうか?
続いては「すべては一杯のコーヒーから」を呼んだ人の評価をご紹介していきます。
タリーズコーヒー設立に至るストーリーを綴ったものですが、この本を読んだほとんどの人が感動するのは「松田さんの生き方」そのものにあるのだと思います。
僕は何度も読み返しているのですが、その度に強く感じるのは「真剣に生きる」「正面から自分自身と向き合う」という、松田さんの生き方の潔さです。
引用元:Amazon
「すべては一杯のコーヒーから」は何度も読み返したくなるほど、多くの魅力が詰まっています。
読む度に松田公太氏の生き方に学ばされ、いじめを受けていた壮絶な人生でも負けずに立ち上がってきた勇ましさに、感動する人が多いです。
松田公太氏が歩んできた困難にも負けない過去を知り、チャレンジする気持ちの大切さを学べます。
若干27歳で大手の銀行を辞め、ターリーズコーヒー日本一号店を出店して、コーヒーチェーンを全国規模にまで大成長させた方です。
お金もないコネもない青年が体当たりで懸命に生きる様子が描かれています。人間はこんなにも強い事と為せば成る、を思わせてくれる一冊です。
引用元:Amazon
タリーズ創業当時はまだ若く、社会経験を積んでいなかった松田公太氏ですが、コーヒーへの情熱を捨てることなくここまで歩んできました。
そんな苦労を積み重ね挑戦する姿には多くの人が影響を受けることでしょう。
人間の限界を感じさせない、強いチャレンジ精神や勇気を与えてくれるおすすめの本だと思います。
タリーズコーヒージャパン株式会社の今後の展望について
タリーズコーヒーは本場シアトルのスペシャルティコーヒー文化を日本にも広げるとして、これまでもこれからも歩んでいくと発言しています。
コーヒーは丁寧に淹れることを絶対条件に、誰もが満足できる心を込めた一杯を提供してくれるでしょう。
そして、更なる居心地の良さを追求していく考えが、より人気の高いコーヒーショップへと成長させるはずです。
顧客第一主義の基本姿勢は忘れずに、これからも世のため人のために最高の一杯をおもてなしと共に提供してくれると予想できます。
今後もたくさんの方に支持され、愛され続けるタリーズコーヒーの成長に期待しましょう。
鮮やかなビジネスモデルで一気に店舗展開、業態開発をした「俺の株式会社」創業者の坂本孝さんの経歴と著書についても書きましたので、よろしければご覧ください。