工藤慎一氏は、エクボ株式会社の代表取締役を務めている人物です。
今回は工藤慎一氏がどのような人物なのか、工藤慎一氏がおすすめする本はどのようなものなのかをご紹介していきましょう。
工藤慎一氏に興味がある人はぜひ目を通してみてください。
目次
エクボ株式会社の事業内容について
工藤慎一氏が代表取締役を務めているエクボ株式会社は、荷物を預けたい人と荷物を保管できるスペースを持つお店をつなぐためのシェアリングサービスの提供を行っています。
このサービスは「ecbo cloak」と呼ばれていて、スマホから簡単に予約ができるような仕組みになっています。
主要な観光スポットにはコインロッカーもありますが、大きい荷物を入れることができなかったり、空いていなかったりすることもあるので、利用できない場合も少なくありません。
そのような悩みを改善するための対策として、荷物を預けたい人と荷物を保管できるスペースを持つお店をつなぐためのシェアリングサービス、「ecbo cloak」を生み出したのです。
エクボ株式会社の代表取締役・工藤慎一氏の経歴
工藤慎一氏が代表取締役を務めているエクボ株式会社では、とても画期的なサービスを提供しています。
新しいサービスを生み出した工藤慎一氏とは、一体どのような人物なのか、経歴をご紹介していきましょう。
工藤慎一氏は、マカオで生まれました。
父親は香港出身、母親は上海出身の中華系の家庭で育ちました。
経営者だった両親の背中を見て育った工藤慎一氏は、いずれ自分自身も何か商売をするのではないかと幼いながらに感じていたと言います。
そんな工藤慎一氏は、7歳の時に日本へやってきました。
日本へやってきたばかりのことは日本語を話せませんでしたが、当時の担任の先生がとても熱心に日本語を教えてくれたことによって、日本語を話せるようになりました。
工藤慎一氏がビジネスに興味を持つきっかけは、小学3年生の時に日本で流行したカードゲームで、中国でも同じカードゲームが流行っていたと言います。
日本では1枚10円という価値でしたが、中国では100円の価値が付けられていたのです。
その価格差に気が付いた工藤慎一氏は、父親に儲けられる理由を説明し、1万円を借りました。
借りた1万円で1万円分のカードを日本で購入し、夏休みに中国で売ったところ、なんと14万円も儲けられたそうです。
父親に1万円を返しても工藤慎一氏は13万円の利益を得ることができたという体験が、ビジネスの原点になっています。
カードゲームでのビジネス体験がきっかけとなり、その後も色々なものを売ったと言います。
どのようなものが売れるのか、多くの人が必要とするのはどんなものかと考えていたことから、幼いうちから経営者としての素質が引き出されていたと言っても過言ではないでしょう。
工藤慎一氏が起業家としてスタートしたのは2015年6月ですが、考え方自体は小学3年生の頃から身に付いていたため、当たり前のように経営者になれたのではないでしょうか?
工藤慎一氏がおすすめする本について
工藤慎一氏は子どもの頃から経営者としての素質を磨きつづけ、現在はエクボ株式会社の代表取締役として活躍しています。
続いては、工藤慎一氏がおすすめする本・『ティール組織』についてご紹介していきましょう。
『ティール組織』の内容について
『ティール組織』は、フレデリック・ラルー氏が執筆し、 鈴木立哉氏が翻訳した本です。
この本では、これからの時代に必要となる組織モデルはどのようなものかという真相に迫っています。
これまでのアプローチでは超えることができなかった限界を超え、圧倒的な成果を上げていくためにはどうすべきなのかを知ることができます。
フレデリック・ラルー氏による事例研究の成果から導かれる新しい経営手法の秘密についても書かれているため、これからの時代を生き抜く経営者にとって大きな学びがある1冊だと言えるでしょう。
『ティール組織』で紹介されている組織モデルはいくつかの発達段階があるとされています。
組織の最初の段階は衝動型(レッド)、部族社会から抜け出した組織は順応型(アンバー)、起業家精神が尊重される時代は達成型(オレンジ)、多様性や平等などを重視する時代は多元型(グリーン)、大きな変化を遂げる時代は進化型(ティール)だとしています。
これらの発達段階に合わせて様々な企業を紹介しながら、分かりやすく解説しているため、とても読みやすい1冊です。
工藤慎一氏は元々経営者としての素質を持っていた人物ではありますが、素質があっても知識を持たなければ経営者として成功することは難しいと言えます。
そこで、『ティール組織』を読むことでこれからの時代にはどのようなビジネスモデルが必要となってくるのか分析し、エクボ株式会社の事業へとつなげていったのではないかと考えられます。
『ティール組織』のレビュー
『ティール組織』は、多くの人の読まれている本です。
『ティール組織』にはどのようなレビューが寄せられているのでしょうか?
この本は、どんなビジネスマンも読んだ方がいいです。
組織の本でありながら、行動心理学を学べる良書です。
500Pというかなりのボリュームですが、ほぼ全ページに新たな気づきがあります。
オレンジ組織がはびこる中、これからの時代、ティールの形を志向しながら組織運営をしていくことの大切さを感じました。
そしてティール組織で働く人ってとても楽しいんだろうな、とも思いました。
後はこの概念をどう組織の中で実行するか、それが非常に難しい課題だと思います。
答えは会社毎に違うので、How toはありませんが、エッセンスを読み取りながら、自分の組織の中でPDCAをまわしていくことが必要になると思います。
今後の組織開発のバイブルにしたい本です。
引用元:Amazon
『ティール組織』はボリュームのある本ですが、その内容はとても役立つものばかりです。
組織を変えていくことは簡単なことではないので、すぐに変化できるとは限りません。
しかし、その答えは会社によって変わってくるため、いかにそれぞれの会社が自分たちの課題に気が付けるかが重要になっていくのではないでしょうか?
そして、既存の組織を改革したり、新しく組織開発をしたりする際にも役に立つでしょう。
エクボ株式会社の今後の展望について
工藤慎一氏が代表取締役を務めているエクボ株式会社は、私たちが日常生活の中で感じるちょっとした不便さを解消するための事業を行っています。
主要な駅にはコインロッカーが設置されていることがほとんどですが、必ずしも全て空いているとは限りませんし、荷物のサイズによっては入らない可能性もあるでしょう。
そうなってしまうと荷物を持ち運ばなければいけないため、不便だと感じてしまいます。
しかし、荷物を預けたい人と荷物を保管できるスペースを持つお店をつなぐためのシェアリングサービス・「ecbo cloak」を利用すれば、そのような不便さを解消できるのです。
日本には世界各国から多くの人がやってくるだけではなく、日本人も国内各地へ旅行などをするでしょう。
その時に「ecbo cloak」を利用すると、気軽に荷物を預けられるため、非常に便利だと感じるはずです。
これからの時代、さらに多くの人が各地を移動する時代がやってくると予想できます。
そんな時代だからこそ、荷物を預けたい人と荷物を保管できるスペースを持つお店をつなぐためのシェアリングサービス「ecbo cloak」を提供するエクボ株式会社は、今後も成長を続けていくことでしょう。