斉藤惇氏(日本取引所グループ元社長)の経歴と推薦本から人間の魅力を学ぼう!

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東京証券取引所グループと大阪証券取引所が経営統合を果たし、2013年1月に日本取引所グループが生まれました。

その誕生と共に最高経営責任者として就任したのが、斉藤惇氏です。

そんな斉藤惇氏は伊藤肇氏の著書「人間的魅力の研究」をおすすめしています。

今回は、「人間的魅力の研究」とはどのような本なのか、また斉藤惇氏がどのような人物なのかも詳しくご紹介していきます。

経済界に貢献し続けた斉藤惇氏が、なぜ「人間的魅力の研究」をおすすめしているのか知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

日本取引所グループの会社概要と斉藤惇氏について

まずは斉藤惇氏がCEOを務めていた日本取引所グループと、斉藤惇氏の人物像についてご紹介していきましょう。

日本取引所グループの概要

社名:株式会社日本取引所グループ

所在地:東京都中央区日本橋兜町2-1

現代表者:清田瞭(取締役兼代表執行役グループCEO)

設立年月日:2013年1月1日

資本金:115億円

従業員数:1,208名(連結)

日本取引所グループは指名委員会等設置会社という形態を取り、主に金融商品取引所持ち株会社グループの経営管理から、それに付随する業務を担っています。

具体的に言えば、株券などの有価証券の売買(現物市場)やデリバティブ商品の取引を担う場所の提供(デリバティブ市場)、公正を保った取引にするための業務や体制づくりなどを行っている企業です。

企業の信条には、4つのC(お客様第一主義・社会からの信頼確保・創造性の追求・社員の能力発揮)が掲げられています。

斉藤惇氏はどんな人物?

斉藤惇氏は1939年熊本県で誕生し、慶應義塾大学を卒業後は野村證券へと入社しています。

野村証券では1986年に取締役に就任してからは株式や投資信託、資金債券本部など、あらゆる部署を担当しており、幅広い分野での活躍を続けていました。

その結果、常務や専務、副社長にまで上り詰めています。

野村証券を退職してからは住友ライフ・インベストメントで社長やCEO、会長を歴任しています。

また、小泉政権下における金融再生プログラムに基づいた「産業再生機構」も発足しており、その社長を務めていました。

日本取引所グループには合併による新会社設立と共にCEOに就任しており、日本の市場復活に向けて改革及び活性化に貢献してきたのです。

その後、2015年にアメリカの投資ファンドであるコールバーグ・クラブス・ロバーツ(KKR)の日本法人会長に就任、2017年には日本野球機構コミッショナー顧問に就任し、現在は第14代コミッショナーとして野球業界にも貢献しています。

斉藤惇氏がおすすめする「人間的魅力の研究」について

これまで経済界をはじめ、様々な分野で貢献・活躍してきた斉藤惇氏がおすすめする「人間的魅力の研究」とはどういった本なのでしょうか?

本の内容からレビューのご紹介、さらに斉藤惇氏が「人間的魅力の研究」から何を学んだのかご紹介していきます。

「人間的魅力の研究」の内容

「人間的魅力の研究」は、中部経済新聞記者などを経て評論家としても活躍した伊藤肇氏が書いた一冊です。

本書の中では人間が人間に惹かれる理由を論理・イデオロギーではなく、「人間的魅力があるか」としており、具体的に人間的魅力とは何かが語られています。

例えば、元首相である田中角栄はロッキード事件の被告となり世間から大きく注目を集めたものの、人気自体が衰えることはありませんでした。

このように、人間的魅力を持っているなら善悪に関係なく人々は付いていくのです。

本来、人間的魅力というのは感性を指し示す部分ではあるものの、伊藤肇氏は抽象的な「魅力」を言語化させようと「人間的魅力の研究」について書き上げたと考えられます。

本書では、人間を見る時は主義や主張よりも性格や気質から見極めるべきだと結論付けています。

 

レビュー紹介

実際に「人間的魅力の研究」を読んだ人からはどのような口コミが上がったのか、レビューをご紹介しましょう。

ぜひ読んで頂きたい本です。人生の様々なタイミングで手に取るとそのタイミングに合ったヒントが得られると思います。

引用元:Amazon

本書の中では人間的魅力について、具体的な人物を述べながら紹介しています。

そのため、色んな人物の成功例や魅力を知りながら、今の自分と照らし合わせつつ考えられるため、どのタイミングで読んでも新たな学びを得られる一冊と言えます。

 

「人間的魅力の研究」から斉藤惇氏は何を学んだのか?

斉藤惇氏が「人間的魅力の研究」を手に取ったのは、約10年にわたるアメリカでの生活を終え、帰国した際だったと言います。

伊藤肇氏は元々経済記者だったこともあり、多くの経営者と親交を持ちながら中国古典に関する教養も持っており、人物を論評していく際にも固定観念にとらわれることなく、鋭い着眼点で切り取っていました。

斉藤惇氏は「人間的魅力の研究」を読み、人間の面白さに加え、その人の運命を読み解く摩訶不思議さを学べたと語っています。

特に中国古典から得られる教えも加わりつつ、著者の交流や体験から導かれた妙にリアルな人物論に、面白さを感じながら学びを得たのかもしれません。

 

まとめ

今回は日本取引所グループの元代表・斉藤惇氏がおすすめする「人間的魅力の研究」についてご紹介してきました。

斎藤惇氏が元代表を務めてきた日本取引所グループですが、引き続き公正な取引を行える市場として確立しつつ、海外の取引所とのグローバル競争に打ち勝つために積極的な取引の場を設けていくのではないかと考えられます。

人間的魅力の中では西郷隆盛や道元、日蓮、ガンジーなどの歴史的偉人に対するにエピソードから、昭和期の実業家であり野村證券の元社長・会長を務めた奥村綱雄、エンジニアとして活躍しつつ東芝の社長・会長を歴任し、経団連の第4代会長にも就任した土光敏夫など、昭和の経済界を背負ってきた人物に関するエピソードが豊富に盛り込まれています。

人間的魅力の研究」を読めば、財界人や偉人たちになぜ我々人間が惹かれるのか、その理由が見えてくることでしょう。

抽象的な表現でもある「人間的魅力」について理解を深められる「人間的魅力の研究」を、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?

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