株式会社ファーストリテイリングの柳井正氏(会長兼社長)がおすすめする本とは!

東証一部に上場する株式会社ファーストリテイリングは、ユニクロなどを始めとしたカジュアル衣料品を手掛ける企業の持株会社です。
その会長と社長を兼任しているのは柳井正氏になります。
日本長者番付では1位・2位を争う大富豪であり、カジュアル企業の中では世界トップクラスの売上を誇るまでに成長させている凄腕の経営者です。
そんな柳井正氏がおすすめする本とは何か、会社概要や今後の展望の考察と共にご紹介しましょう。

株式会社ファーストリテイリングの会社概要

社名 株式会社ファーストリテイリング
設立年月日 1963年5月1日
本社所在地 山口県山口市佐山717-1
代表取締役会長 兼 社長 柳井正
資本金 102億7,395万円
事業内容 グループ全体の事業活動の支配・管理など

ファーストリテイリングは、カジュアル衣料品で親しまれるユニクロやGU、米国カジュアルブランドのセオリーなどを傘下に持っている持株会社です。
日本国内に留まらず海外にも店舗数を拡大しており、フランチャイズ店舗も含めると2019年8月までに3,589店舗も出店しています。
カジュアル企業としては世界第3位の売上を誇り、人々に馴染み深いカジュアル衣料ブランドとして親しまれている大企業です。

会長兼社長の柳井正氏について

山口県で誕生した柳井正氏は、早稲田大学政治経済学部に進学するものの、映画やパチンコ・麻雀と遊びっぱなしの学生生活を起こっていました。
就活で大手商社を受けるものの内定を得られる、ファーストリテイリングの前進・小郡商事株式会社を設立した父親の推薦でイオンリテール(旧ジャスコ)に入社します。
三重県の店舗で家庭雑貨売場を担当するものの、わずか9ヶ月で会社を止め、その後、父の会社へ入社し、経営に携わりました。
当時は紳士服を扱っていたものの、大手紳士服店の業績が上がった背景から、カジュアル衣料に着目して全国展開を狙っていきます。
1984年に社長に就任し、広島でユニクロ一号店を回転させ、中国地方を中心に事業を拡大していきました。
1991年にファーストリテイリングに社名を改め、会長兼CEOに就任しています。
一度社長職を退きますが2005年に復帰し、持株会社制へ移行した機にグループの会長職も兼ねるようになりました。
ゴルフを趣味としており、自宅には練習用のゴルフネットを貼ったり、練習場を作ったりなど、情熱を捧げています。

柳井正氏がおすすめする本「プロフェッショナルマネジャー」

柳井正氏は、経営を理解するためにたくさんの経営書を毎日読み漁っていたそうです。
その中で最も衝撃を受けたというのが「プロフェッショナルマネジャー」で、自身の著書の原典とも語っています。
ここからは柳井正氏がおすすめする本、「プロフェッショナルマネジャー」についてご紹介しましょう。

■「プロフェッショナルマネジャー」とは

プロフェッショナルマネジャーは、アメリカの巨大複合会社ITTの社長兼CEOを務めた、ハロルド・ジェニーン氏の経営論が書かれた本です。
元々は1985年に出版された経済書ですが、現在は復刊されたものが販売されており、柳井正氏の解説やコメントも掲載されています。
本にはITTの基本ポリシーを基に、問題の早期解決の重要性を説き、ユニークな視点から独自の経営論を紹介しています。

■「プロフェッショナルマネジャー」のレビュー

“多くのビジネス書を読んだが、書かれている事柄の多くは、言っていることが同じで参考にならないことが多い。
その点、本書は実際の企業経営での生臭い経験を基に書かれており、非常にリアルで参考になる部分が多い。
賢者は過去に学ぶ、とよく言うが、手当たり次第に読むのではなく、こうした良著に出来る限り出会えたら・・・といつも思う。
それくらい良い本だった。”
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RHDX9PVMK9PXX/ref=cm_cr_arp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=483345002X

経営書はたくさんありますが、どこも似たようなものが多いという意見がありました。
しかし、プロフェッショナルマネジャーは、実際の経営経験を事例に紹介しているので、現実味があり、非常に学びになると感じている人は多いのでしょう。

“【ユニクロ創業者の柳井氏が経営のバイブルにしていた名著】という売り文句に惹かれて購入。ジム・コリンズの”ビジョナリーカンパニー”など著名なマネジメント関連の書籍の内容は経営者のみへ向けたメッセージと思うものが多い一方、本書は経営トップのみでなくミドルマネジャーまで参考になる内容であった。”
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R11Z8O3K5R02W4/ref=cm_cr_arp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=483345002X

柳井正氏がおすすめする本という理由で購入した人もいます。
経営論なので経営者向けの本と思われがちですが、中間管理職にも役立つ内容が詰まっているようです。
現役の経営者だけではなく、中間管理職や経営への参画を狙う人にもタメになる情報を得られる書籍だと言えます。

■柳井正氏が学んだこととは何か

本書でハロルド氏は目標から逆算していき、目標に到達するまでで考えられることを順に行っていくことが経営だと説いています。
自分がやってきた経営とは異なる考え方が書かれ、柳井正氏は本から真の経営を理解したようです。
ハロルド氏の経営論に基づき、目標を確実に達成させる経営ノウハウを身に付けられたことが、今の成功につながっていると言えます。

株式会社ファーストリテイリングの今後の展望を予想

ヒトやモノ、情報と簡単につながれるようになった時代、今までのような企画から販売までのサプライチェーンではなく、消費者が求めるものを迅速に商品化する対応が必須と考えられています。
ファーストリテイリングはその背景から「情報製造小売業」に転換を進めています。
無駄なものを作らない・運ばない・売らないという考えを実現しようと、世界中のビッグデータや画像分析を通じて、本当に求められる商品の提供に力を入れているのです。
また、2018年に海外の売上が日本を越えており、事業需要が世界的に高いことが分かるでしょう。
今後も人口が増え続け、売上も伸びているアジア圏を中心に店舗は拡大すると見込まれます。
また、欧州ではファッションの文化が根強く残る大都市に大型店を出し、話題性や街の活性化につなげようとしています。
一方、日本国内では元々店舗網が強いことから、Eコマース事業の強化に力を入れていくでしょう。
すでに店舗受け取りやコンビニ受け取りなど便利なサービスが実装されています。
同時に人口の減少などの市場は縮小しており、求めやすい価格で提供し、リピーターを増やし続けているようです。
本当に価値のある商品に追求しながら、情報社会やグローバル社会に対応する戦略を工事ながら成長を続けていくことでしょう。