ライフネット生命創業者・出口治明氏の経歴と著書!!

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ライフネット生命の創業者として活躍後、立命館アジア太平洋大学の学長を務めることになった出口治明氏は、これまで多くの著書を手掛けてきました。

今回はその中の1冊、「本の『使い方』」について、どのような本なのかご紹介しましょう。

また、創業したライフネット生命の概要や、出口治明氏の人物像についてもご紹介しています。

出口治明氏について深く知りたい、読書という行為をさらに意味のあることにつなげていきたいと考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

ライフネット生命保険株式会社とはどういった会社か?

まずは出口治明氏が創業したライフネット生命保険株式会社の会社概要や事業内容についてご紹介していきます。

会社概要

ライフネット生命保険株式会社は、2006年に生命保険準備会社「ネットライフ企画株式会社」を設立後、2008年よりライフネット生命保険株式会社の営業を開始しています。

現在代表取締役社長を務めるのは森亮介氏で、本社は東京都千代田区麹町にあります。

資本金は167億23百万円となっており、東京承継取引所マザーズに上場中です。

社名の「ライフネット」はコピーライターとして知られる小野田隆雄氏が手掛けたもので、分かりやすくて便利な保険サービスをできる限り安く提供し、生命保険の目的である「共助」を生かして人の役に立ちたいという思いが込められているそうです。

事業内容

事業は主に生命保険業務であり、大まかに5つの保険が用意されています。

・定期死亡保険 かぞくへの保険

配当・解約返戻金がない、掛け捨てタイプの死亡保険です。

・終身医療保険 じぶんへの保険3

保険料は一生涯上がらず、日帰り入院から長期入院、手術までカバーしてくれる終身タイプの医療保険です。

・終身医療保険 じぶんへの保険3レディース

特に女性特有の病気に手厚く、入院給付金が上乗せされる、女性専用の医療保険です。

・がん保険 ダブルエール

診断一時金と入院・通院の回数無制限補償、収入減少までサポートしてくれる、終身タイプのがん保険です。

・就業不能保険 働く人への保険2

病気やケガで働くことが難しくなってしまった場合に備える、就業不能保険です。

出口治明氏の人物像

現在は既に退任しているものの、これまでライフネット生命の基盤を作り、大きく成長させてきた出口治明氏の人物像についてもご紹介していきます。

出口治明氏の経歴

出口治明氏は1948年に三重県で生まれ、京都大学法学部を卒業しています。

大学を卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、主に経営企画を担当していました。

さらに生命保険協会では財務企画委員で初代委員長を務めており、日本の金融制度改革や保険業法の改正にも大きく従事しています。

その後、ロンドン現地法人の社長や国際業務部長などを務め、2006年に退職しました。

退職後、すぐに生命保険準備会社としてライフネット企画株式会社を設立し、代表取締役社長に就任すると、その2年後には内閣総理大臣から生命保険業免許を取得し、「ライフネット生命保険株式会社」に商号も変更して営業をスタートさせています。

2013年になると社長職を譲り、代表取締役会長に就任しましたが、2017年には取締役も退く形となりました。

2018年からは立命館アジア太平洋大学の第4代学長に就任しており、現在も学長としての役割を全うしながら数々の著書を手掛けています。

インタビューから見えてきた出口氏の考え方

過去のインタビューで出口治明氏は、本との向き合い方や日本の年功序列制度について語っていました。

本をたくさん読むために速読を身に付けた方が良いのかという意見に対し、本をたくさん読むのに速読をしなくても良いと述べています。

本は作者との対話であり、速読をしてしまうと結局頭に入ってこないということです。

逆に、出口氏は本を読んだ時、最初の10ページだけを読んであまり面白くないと感じたら、そこで本を読むのを止めてしまうとも語っていました。

本を読むのも人と付き合うのも、いかにワクワクするかが大切だそうです。

日本の年功序列制度については、雇用する企業にとって都合がいい仕組みであるものの、今の社会にはそぐわないと考えており、また人を育てるよりも一人ひとりの適性を見つけて、その人に合った仕事・研修を受けさせることが大切だとしています。

Twitterでどんなことを呟いている?

出口治明氏はTwitterも運用しており、72歳と比較的高齢でありながらSNSを通じてメディア発信を活用していることが分かります。

立命館アジア太平洋大学の投稿や関連書籍のリツイートが多く見られますが、中には出口氏の著書を読んだ方の感想に対して、

 

と引用リツイートをするなど、フランクな一面も覗かせています。

出口治明氏の著書「本の『使い方』」について

出口治明氏はこれまで多くの本を出版してきましたが、その中でも2014年に発売された「本の『使い方』」についてご紹介していきます。

実際に読んだ方のレビューもご紹介しているので、読もうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

本の概要

「本の『使い方』」は、角川書店が2014年9月に出版したもので、出口治明氏の読書に対する考え方と、本当に役立つ読書の方法が明かされています。

例えば、本を読む楽しさや本をどう選び、どう読むか、本の内容を活かせる人になるための習慣、自分で考える力を身に付けるためのコツなどが解説されています。

一部を紹介すると、本を読む時は1行も読み飛ばさないこと、何百年も残っている古典は基本的に正しいことが述べられている、本から学びを得ようとするならまず厚い本を読み、次に薄い本を読むなどです。

元々読書が好きな人はもちろん、これから本を読んでいきたいと考えている人にもおすすめしたい本です。

「本の『使い方』」を読んだ人のレビュー

自分はさほど読書家ではないためか、出口さんの読書量とジャンルの広さに圧倒され、読後は「無知な自分が嫌になる」状態。何を今までやってきたんだろう、と。(出口さんは、決して読書量をひけらかしたり、本を読まない人はダメだ、なんて言っていません。

読書好きでも、そうでなくてもいい。人間は多様で自由な存在なんだ、という、人間愛にあふれたスタンスです)。

出口さんのような経験も、読書を通じた深い思考もしてこなかったけれど、日々、一生懸命生きてきた。そして今、この本に出会えた。そして読書により、過去の賢人達の、思考の追体験をすることが、思考力を高めるのだと知った。

アリストテレスに興味を持ったことも、マルクスや漢文を読んでみようと思ったこともなかったけれど、今すぐ読みたくなりました。

なお、子供の読み聞かせのオススメの本や、育児に参考になる本も紹介されています。

引用元:Amazon

最低でも週に3冊は本を読み続けているという出口氏は、これまで1万冊以上も本を読んできたそうです。

読書量が凄まじいことはもちろんですが、読了した本のジャンルも非常に幅広く、この本を読んで圧倒される人は多いです。

読書を通じて色んなことを学び、それを活かす大切さが分かる一冊と言えるでしょう。

手軽なインプットが求められているからか、要約や「簡単にわかる!」みたいな見出しが踊る現代、やはり本にきちんと相対してじっくりと読むことの大切さを再認識させてくれる1冊でした。

・本には、ネクタイを締めて正座するぐらいの気持ちで向き合う

・読者は著者との対話

・最初の5ページでつまらないなら読まない(出口さんのマイルール)

・テクニック論理なんかより、人を知り、理解することの方がよっぽど大事

・本と旅と人との出会いが人の成長に大事

などなど、良い示唆をいただけました。まず、斧を研ごうという気持ちでこの本にありつけて良かったです。

引用元:Amazon

近年はどうしても分かりやすいキャッチコピーばかりが重視され、内容を深く掘り下げないことが増えてきています。

しかし、「本の『使い方』」を読めば改めて本をじっくりと読んでみる大切さを教えてくれると口コミでも紹介されていました。

まとめ

今回はライフネット生命保険株式会社の創業者であり、現在は立命館アジア太平洋大学の学長を務める出口治明氏の人物像や、著書「本の『使い方』」についてご紹介してきました。

出口治明氏自身、これまで多くの本を読んできた読書家であることから、「本の『使い方』」は多くの人にとって読書がもっと好きになり、そこで得た知識を様々なシーンで活用できるようになると考えられるでしょう。

また、他にも出口氏はたくさんの本を著作しているため、ぜひ今回ご紹介した本以外も手に取ってみてはいかがでしょうか?

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