株式会社クレディセゾンは、日本で有名なクレジットカード会社です。
かつては旧セゾングループの中核的存在だったクレディセゾンは、今や国民に大きく知られる大手のクレジットカード会社へと成長しました。
今回は、そんなクレディセゾンの会社概要やクレディセゾンの代表を務める林野宏氏がおすすめする本についてご紹介していきます。
目次
クレディセゾンの会社概要

社名:株式会社クレディセゾン
設立年月日:1951年5月1日
本社所在地:東京都豊島区池袋3-1-1サンシャイン60・52階
代表取締役会長CEO:林野宏
資本金:759億29百万円
1946年に岡本商店として創業し、1951年5月にはクレディセゾンの原型である株式会社緑屋を設立しました。
その後は1980年に西武クレジットに商号を変更したり1995年にJCBとの提供がスタートしたりしており、2013年にはベトナムのハノイに現地法人を設立しています。
クレジット、キャッシュ、デビットの3つのカード機能を備えた郵貯グローバルサービスなども開始していて、国内に限らず海外でも絵損カードが使えるようになっています。
様々な会社を吸収合併しているのも、クレディセゾンの特徴です。
クレディセゾンは、日本でも大手のクレジットカード会社で今やCMなど日常生活の様々な場面で名前を見かけるでしょう。
そんなクレディセゾンの主なサービス内容は、何と言ってもクレジットカード事業です。
クレディセゾンが出しているセゾンカードの魅力は、ポイントの有効期限がなく様々な場所のレストランやホテルなどでカードを提示すると優待価格になることです。
ポイントの有効期限が永久不滅で、日常の買い物や光熱費の支払いなどをセゾンカードで支払えばポイントがたくさんたまります。
さらにポイントサイトを経由したネットショッピングでは、ポイントが最大30倍になるキャンペーンなどもやっています。
1ポイント5円で交換できるのも魅力の一つです。
また、全国にあるレストランやホテル・レジャー施設などを利用する時に、セゾンカードで支払ったりセゾンカードを提示すると、優待価格での利用ができます。
最大60%オフになる点は、非常に嬉しいものです。
クレジットカード以外のサービス内容に、事業保険があります。
事業保険では安定した事業経営を維持するために、損害・損失のリスクを抑える保険や資産を守る保険など、金融マネジメントのプロが最適な保険を提案してくれます。
個人だけでなく法人向けにも様々な事業が展開されている点も、注目したいポイントです。
林野宏氏がおすすめする本について

林野宏氏がおすすめしている本は、ピーター・F・ドラッガーが書いた1974年発行の「マネジメント」です。
ここからは、林野宏氏がおすすめする「マネジメント」の内容や気になる評判などを見ていきましょう。
「マネジメント」の内容は?
ピーター・F・ドラッガーは、現代経営の父・マネジメントの発明者と呼ばれています。
経営の神様ともいわれているドラッガーが独自の経営論を体系化していて、マネジメントする人のミッションや仕事の方法などを分かりやすくまとめています。
マネジメントには上・中・下巻と3冊にマネジメントの方法が書かれていて、
- 上巻はマネジメントする人が成し遂げるべきミッションと仕事の方法、組織が果たすべき社会的責任の本質が
- 中巻は、マネジメントの仕事とスキル、組織のマネジメントの方法が
- 下巻はトップマネジメントが果たすべき役割と課題が
それぞれ記されています。
気になる「マネジメント」の評判は?
ここからは「マネジメント」を読んだ人の評判を見ていきましょう。
私は、小さな技術系の会社を経営しておりますが、本書をもっとはやく読んでおけばよかったと思います。
とくにトップマネージメントである経営者にとっては、日頃問いかけているであろう多くのことに対して本書は別視点からの問いかけと、それに対する考えるヒントを読者に与えてくれます。
何が重要か、どういう考えで会社をリードしていけばよいかを自ら再度考えなおすきっかけを作ってくれます。
引用元:Amazon
「マネジメント」に書かれている内容は、トップマネジメントの経営者にとって非常に有益なものになります。
林野宏氏もこのマネジメントを読んで、色々な考えを膨らませてクレディセゾンを大きくできたのではないでしょうか?
本書の内容については、マネジメントについてあらゆる角度から考察した一冊で、ドラッカーの集大成とも言える内容です。
経営学の入門者にとって、マネジメントに対する心構えが凝縮されています。
経営に関わるすべての方におすすめの三冊です。
引用元:Amazon
「マネジメント」を読んでみると、経営のことを学ぶには適した書物だと言えるでしょう。
経営者が知りたいことのヒントをこの本が教えてくれるため、様々な場面で活躍できる企業に育てられるかもしれません。
この本を読んで林野宏氏が学んだこととは?
林野氏は、マネジメントに記載されている
資本主義社会においてイノベーションのできない企業は生き残れない。
企業はマーケティングとイノベーションをマネジメントすることで、顧客の創造を唯一の目的とする
との主張が印象深いと言っています。
そのことを活かしてか、ホームページに記載されている代表挨拶の部分にもイノベーションという言葉が使われているのです。
また、経営者の本質は権利や権限ではなく責任だと喝破したことにも注目し、多くの組織は社会貢献を明確にすることが必要だと思っているようです。
林野氏はマネジメントを読んで、経営者に必要なものは何かを学んだのかもしれません。
まとめ

クレディセゾンは、環境保全への取り組みにも参入していて、環境保全活動を推進しています。
群馬にある赤城山ふもとの赤城自然園を2010年から運営し、フィールドを活用した環境学習会や健康増進プログラムなどを行っているのです。
クレディセゾンの今後は、安心・安全で便利なキャッシュレス化を推進していくために社会貢献を中心に行っていくのではないかと考えられます。
そして新事業を展開していくために、セゾンカードの新しい取り組みも展開していくでしょう。
林野氏がおすすめする本を一読して、経営者の基礎と応用を学び自分の今後の糧にしていきましょう。
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